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ブルベのライドレポートを書いていきます

BRM827日本橋200夜景 ライドレポート

 まだまだ暑い日が続く8月の終わり、AR日本橋さんが主催するナイトブルベ BRM827日本橋200 夜景 に参加してきた。

 18時から30分おきのウェーブに分かれてのスタートで、私は最終の19:30スタートでエントリー。自走でスタートに向かったのだが、出発前にのんびりしすぎて到着が出走5分前になってしまった。

 ナイトブルベで直射日光はないとはいえ気温は高いため、おたふく手袋のノースリーブメッシュアンダー + 夏用ジャージ、レーパンで出走した。また一部雨が降る可能性があった*1ため念のためモンベルのレインジャケットとテムレスをサドルバッグに入れていたが、結局使うことはなかった。

スタート 木場公園 ~ 通過チェック1 川崎工場夜景 (25.9 km)

 八丁堀、汐留、品川とサタデーナイトの街並みを通り、京急沿いに第1京浜を南下していく。この道はみなとみらいの夜景を見に行くときに使っているルートなので馴染みがある。しかし今回は一直線に横浜には向かわず、一度羽田空港側に逸れて通過チェックの工場夜景に向かう。最近開通したという多摩川スカイブリッジは東京側が自転車押し歩きなのが玉に瑕だが、空港周辺特有のスケールの大きい土地、ターミナルの明かり、遠くに見えるビルの光が綺麗に見渡せた。

 スカイブリッジを川崎側に渡ると一気に工業地区の様相を帯びてくる。アクアブリッジに至る交差点で曲がるとすぐに通過チェック1に到着した。

通過チェック1 川崎工場夜景 (25.9 km) ~ PC1 セブンイレブン葉山一色店 (80.9 km)

 工業地帯を抜けてしばらく行くと第1京浜に戻る。おなじみのルートで卸売市場の前を通り過ぎると、みなとみらいの夜景が綺麗に広がっていた。

 時間的にも余裕があるのでブルベタイトル「夜景」を回収しなくてはもったいない。パシフィコ横浜、コスモワールドの観覧車、税関前の謎の板など、みなとみらいの夜景をしっかりと堪能した。

 金沢、逗子を抜けちょっとした登りをこなすとPC1に到着。最終ウェーブスタートだったこともあり多くのランドヌールたちが到着していた。

PC1 セブンイレブン葉山一色店 (80.9 km) ~ 通過チェック2 湘南平 (115.1 km)

 この区間はひたすら湘南の海沿いを駆け抜ける。何度かブルベで経験しているが、夜の海は本当に真っ暗で何も見えない。特にブルベで通されるような交通量の少ない道だと街灯もまばらで本当に心細いのだが、ここ湘南ではその心配は無用だ。しかし土曜日の深夜ということもあって、少々治安の悪そうな雰囲気が漂っている。第1通行帯をアメ車の集団が路駐で占拠していたり、絵に描いたような珍走団スラローム走行をしていたりと、なかなか貴重な経験をさせていただいた。そういえばいつかのブルベで深夜の上野原を下っていた時にも珍走団にエンカウントしたことがあったような気がするが、こういう人たちの存在はブルベでもやっていなければ認知することはなかったのだろうなと思う。数十人の珍走団が律儀に右折レーンで信号待ちをしていたのには不覚にも笑った。

 海岸線から少し離れるとこのブルベ唯一の登坂が始まる。

www.strava.com

 1.5 kmと距離こそ短いもののなかなかの斜度(9.1%)という事前情報があったので、インナーローでタラタラと回しているとそれほど無理なく登り切ることができた。200 kmブルベなので荷物も少なくできたのも大きかったかもしれない。時刻は深夜2時、何組かのグループが夜景を見に来ていた。肉眼では綺麗だったが、私のXperiaではあまり綺麗に写すことができなった。

通過チェック2 湘南平 (115.1 km) ~ 通過チェック3 ローソン上依知店 (142.6 km)

 volt 800 + 400、ヘルメットのvolt 200を全点灯させて暗闇の-9%を下っていく。ヘルメットライトにvolt 200を採用したのは今回が初めてだったのだが、明るさも十分で使いやすかったので今後もレギュラーにしようと思う。使わないときには外したり、前照灯の予備として使える点が良い。

 湘南平を下りきって平塚からしばらく北上している間に少し雨に降られたが、体温が下がって丁度いいぐらいだったためレインウェアは着ずにそのまま進むことにした。しばらくすると雨脚も弱まり、少し走って午前3時半に通過チェック3のローソンに到着した。

通過チェック3 ローソン上依知店 (142.6 km) ~ 通過チェック4 ゆうひの丘 (167.6 km)

 ボトルを補充し、三ツ矢サイダーでお腹を膨らまして再出発。この区間は距離が短い上に、関東サイクリストの練習コースとして有名な奥多摩尾根幹線、通称尾根幹を通る。さすがに時間が早すぎるせいかサイクリストの姿は見なかったが、信号の少ない道をスムーズに進むことができた。尾根幹から逸れてゆうひの丘に向かう頃には空が明るくなりはじめていた。曇り空ではあったが、フォトチェックの展望台からは多摩の街並みが綺麗に見渡せた。

通過チェック4 ゆうひの丘 (167.6 km) ~ フィニッシュ セブンイレブン日本橋一丁目昭和通店 (200.8 km)

 尾根幹のスタート地点としても有名な矢野口のローソン前を通り、甲州街道経由で新宿方面に向かう。ここは大垂水峠から都心部に帰る時によく通る道だ。いつもは夕方~夜の混雑する時間に通るのだが、早朝は空いていてなかなか走りやすかった。笹塚付近で甲州街道を離れ、表参道、青山、赤坂と都心の一等地を走り抜けていく。皇居周辺の地味なアップダウンをこなし、東京駅丸の内の前を通過してJRをくぐり抜けるとすぐにフィニッシュのコンビニにたどり着いた。レシートを貰い、少し進んだところでゴール受付を済ませ帰宅した。

 

 今回は200ブルベということで気持ち的にも余裕があったためか、夜景を楽しみながら走ることができた。もう少し脚があれば600でも観光しながら走れるのかもしれないが、それはまだ当分先の話になりそうだ。

*1:実際降られた